
夏の入り口に差し掛かると無性に焼き鳥が食べたくなる。
「や、や、焼き鳥」「ビビビール」という状態なのである。
ビールとなると鳥皮、ぼんじりなどの皮や脂身が欲しくなるもだ。
壁に下がる札を真剣な眼差しで凝視し、結局「端から2本づつ全部!」
さて、この店は富士山の麓にある。
月のうち何日間は富士山の麓にいるのだが、これが食べたくて行くときがある。
実は焼き鳥屋ではない。小料理屋の一品として鳥皮があるのだ。
主人は若いが日本料理の老舗で修業し、富士山麓に店を持った。
どれも丁寧な一品が供される。
肴彩庵 きた見. 富士河口湖町船津7203-1. 0555-72-0947
焼き鳥ほど店によって違いの出るものも少ない。
なかでも鳥皮は店を計るうえで、重要なポジションを占める。
個人的な趣味もあるがパクッと口に入れたときのパリパリ感。
そして、その後にやってくるトロケ具合
さらに口に広がる甘みと塩加減が私の判定基準だ。
特に新鮮なものは本当に溶けてしまう。
こういう新鮮な鳥皮を絶妙な焼き加減で出す店は都内でも意外と少ない。
焼き鳥は1に素材、2に焼き加減、塩加減なのである。
渋谷の線路沿いの有名店「鳥重」も、やはり素材と鮮度だ。
鳥重の白モツは絶品、これから夏にかけて美味しいモツの季節だ。
そうだ、そろそろ白モツ食べにいこう。
しかし、焼き鳥は奥が深い。
ガード下にあるガムのような輩も、チューハイにはばっちり合うのだ。
ガム皮はチューハイとともに流し込むのが正当な食べ方なのである。
要するになんでも良いのね。
鳥重 東京都渋谷区渋谷1-25-10 のんべい横丁 03-3407-3820
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もはや辛いカレー通には聖地と化した大沢食堂
もともと巣鴨は青物市場の脇にあった小さな市場の食堂であった。
夜開店し、昼前には閉店になる。
最初に行った時は閉店間際の11時ころだった。
慌ててカレーを注文し、その辛さに感動したものだ。
その後青物市場の移転に伴い、お店も千石と白山の間に転居。
久しぶりのご対面となった。
この店カレーで有名だが、実はラーメンやチャーハンなどの中華も美味しい。
そんな訳で餃子&ビールからスタートし、ニラレバー炒めで一息入れてカレーに突入
さてカレーだが、昔は並/中辛/極辛の3種類だったが、今は中辛の上に大辛が加わっている。
極辛の恐ろしさを知っているので、中辛に。(極辛のルーを一口頼んだ)
しかし、見た目で判断してはいけない。決して甘く見てはいけない。
中辛でも最後まで食べるのは、それなりの根性が必要なのだ。
ここのカレーは辛い、しかし、旨い。癖になるのだ。
反面、極辛は見た目が赤く、いかにも辛そう。
ところが最初の一口で意外な事実を知る
「旨い!!それほど辛くない。なに、美味しい、楽勝じゃん」
悲劇への序章が始まっていることをこの時点で知る由もない。
しかし、1/3も行かないところで密かにそして確実に奴はやってくる。
むむむ、どぎゃーん(的確な表現)
手はピタッと止まり、目が空ろになり、意外な所から汗がしたたる。
ここでギブアップするか、明日をも省みない勇者となるか。
勇者はひたすら思考を全くカレーと関係ないところに移転させ、
「辛くない。滞留するな、通過させろ、手を止めるな、機械的に」
と呪文を唱えながら流し入れるのである。
老人と海状態である。
目の前のカレーと人間との一騎打ちだ。
水は駄目だ。次が3倍位辛くて痛く感じるからだ。
最後に勇者は鼻水と勝利を手に入れる。
そして征服欲を満たし、真夏の炎天下でも涼しいと豪語するのだ。
しかし、そんな勇者も早ければその日のうちに、遅くとも翌日には完全なる敗者になる。
打ちのめされた顔で半日過ごすことになるのだ。恐るべし大沢食堂。
大沢食堂 東京都文京区本駒込2-1-5 休日 11〜14/18〜23
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陳麻婆豆腐(辛さは黒い唐辛子に触らなければ大丈夫)

名物蟹の春巻(かなりの長さがある、中身は蟹身と芝海老がぎっちり詰まっている)
横浜駅東口にあるスカイビルの上にある天空の中華である。
時々横浜に食材やらを買いに来ると寄るお店のひとつである。
ムーディな夜も良いが、私は天気の良い昼下がりが好きだ。
ここから港を行きかう船を見ながら紹興酒をぐびりと飲るのだ。
昼下がりの酒、うーん、悪いことしているような気分が大変よろしい。
さて、料理だが、全般に比較的あっさりしていて飽きが来ない味である。
がっつり食べるというより点心を何品か頼んでゆったりと飲むのがベストなのだ。
ところで中華料理の点心のなかで一番好きなのが、巻揚げでだ。
とりわけ「網油炸巻」(カニと海老入り巻揚げ)が良い。
皮は豚の油網を使い、カニ肉、海老、椎茸、タケノコを巻いて揚げたものだ。
中華街ではどこでも美味しいが「翠鳳本店」「菜香」「楽園」などがオススメ
このサクサクの巻揚げを山椒塩にちょいとつけて食し、ビールをグビッ。
天国はこんなに近くにあるんだよなぁ。
とはいえ中華街まで足を伸ばさねばなるず、そりゃあやっぱり夜でしょ。
この店は、やっぱり買い物がてらの昼どきのお店だ。
五穀五菜酒家 陸風(ルーフン) 横浜東口スカイビル28階 045-453-0140 無休
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鰹の薄作り(薬味を巻いて食べる)、こういう食べ方は初めて

みそサンド(思ったよりバターが利いていて洋風)、これ絶品、家でもやろうっと。
ご存知元町梅林である。横浜出身なら大概の人が知っている有名な店だ。
元町から外人墓地に上がっていく道すがらにある。(ちょいと横道に入るが)
とにかく品数が多いのでも有名だ。この日も20数皿供された。
創作和食と言いつつビーフシチュウなども出てくる。
それほど手の込んだ料理はないが、どことなく懐かしい家庭の味なのだ。
この日は以前勤めていた会社の先輩後輩の飲み会であった。
懐かしい面々と昔話で少し料理のフォローが出来なかった(忘れた)が、
まあ、そういうノスタルジックな雰囲気になれる店なんだと思う。
昔は良かったなぁ、などと少々センチメンタルな夜でした。
幹事さんありがとう!
元町梅林 横浜市中区元町1-55 045-662-2215 休月
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御殿場によく行く。富士山に行く途中に寄るのだ。
行きつけのハム屋さんがある。二の岡ハム
ここのボロネーズが安くて最高に旨い。
パンにマスタード(辛)をたっぷり塗ってのせるだけ。
素朴な滋味が味わえるのだ。
さて、そんな帰りに寄るのが蕎麦屋
御殿場は沢山の名店がひしめく東京真っ青の蕎麦激戦区である。
最近できた店だ。蕎廬庵、きょうろあんと読む。
やはり蕎麦激戦区の西東京国立から満を持して移転してきた。
しっかりした一級品の蕎麦が楽しめる。
御殿場インターからすぐなので便利だね。
後ろにうっすら写っているのは桜海老のかき揚げ
鼻に抜ける蕎麦の香り、文句なく美味しい。
うーんホモサピエンスで良かったー
蕎廬庵 御殿場市東山288-3 休月・第一火 0550-82-8702
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この店を載せるかどうかすごく悩んでしまった。
というのもここは誰もが知る老舗のステーキ屋なのだが、値段が日本一高いことで有名だからだ。
なんか高ければ美味しいというのも当たり前すぎてつまらない。
それに写真を撮ったら飛んできて止めろと言うし。
ちゃんと理由を説明して、店の名前も出さないことで了解してもらった。
いやな感じだなぁと思ったが、自分への備忘録として書くことにした。
しかしながら写真にステーキを載せるのは止めた。
前菜として頼んだ渡り蟹が絶品だったからである。
ただ、前菜のカニサラダも、その他どれを頼んでも5,000円程度はする。
この渡り蟹もいくらしたのか、皆目分らない。不明朗なのである。
ワインも万単位のしかなく、当然飲むので、最後はびっくりするお値段になるのだ。
美味しかったが、やはり高いよね。
皮がみっつならぶ名前のお店です。@新橋
美味しいけど、うーん。でした。
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この店をなんとカテゴライズすれば良いんだろう。
関西風のおでん屋でもあり、モダンでお洒落な創作和食でもあり。
Jazzyなバーのようでもあり、居酒屋でもある。
しかし、料理に関して言えば、手間を惜しまない逸品揃いなのである。
おでんの中でも、大好物であるたまごがこんな贅沢な逸品に仕上がる。
たまごONたまごである。
場所は横浜のベッドタウン、たまプラーザの駅近にある。
地元の常連が多く、連日連夜わいわい賑やかだ。
随分前に食通の常連御仁に連れてきてもらって以来、久しぶりの来訪だ。
やはり何を食べても旨い。
今宵のお供は日本酒。
陸奥六仙(青森)、生酒らしく最初きーんとした味。
だが、しばらくすると角が取れる。
旨いなぁ。お次は大好物の銘酒磯自慢(静岡)、久しぶり。
本醸造ではあるが、旨みがたっぷりで、刺身にぴったり。
洞爺湖サミットで使用されて以降、手に入り難くなってしまった。
少し浮気して芋焼酎富の宝山の赤(新酒らしい)に行き。
最終的に旬の生酒、陸奥六仙に戻った。
こういうお店でまったりと飲むのは身も心も緩むねー
月の音 横浜市青葉区美しが丘2-16-4 045-902-5892
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喧騒からはずれた渋谷の奥座敷にこの店はある。
人通りもなく、見つけるのはかなり難しい見事なまでに隠れ家なのである。
靴を脱いでリラックスしつつカウンターで鮨をいただく極上の空間なのだ。
今宵は男4人と色っぽくはないが、気楽に飲もうぜー。
目の前にはきれいなお魚たちが色っぽい目で見ている。
「みんな美人だねー」と独り言を言いつつ、まずは冷えた白ワインをぐいぐい。
美味しい肴が次から次へと出てくる。瞬く間にワインの空ビンが並ぶ。
鮨に変わるところで、冷えたお酒に変更。
実は鮨にぴったりくる赤ワインもあるが、今日は暑かったので冷えた酒にした。
やはり鮨が良い。ここは、好みの硬いしゃりで小ぶりな鮨なのだ。
これなら目一杯食べれるね。
忙しく冷酒が飛び交うなか、鮨は日本の文化だぁー。今日は文化を食うぞー。
今宵も更けて、渋谷の大奥では、全員が文化腹になったのでございます。
巻末に店の案内をするのだが、残念ながらこの店は紹介者がないと行けず、掲載もできません。
紹介者のみの店と言っても、敷居が変に高いわけでも値段がびっくりするほど高いわけでもない。
一握りの常連によって支えられる安心した店にしたいというオーナーの気持ちなのです。
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